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弾けなくなって (2002年1月~12月)

年明け1月と3月に喫茶店ライブ、2月には門下生の発表会の予定があった。これらを無事こなせるだろうか...この頃は、弾けないといっても部分的なもので、曲さえ選べば、何とか人前でこなすことはできた。ただ、大曲難曲はまず無理で、ゆっくりした、技術的にも易しい曲のオンパレード。が、弾いているうちに良くなるのではないか、という希望を捨て切れず、まだやれる!と、何とか頑張っていた。
しかし、どんどん悪化の一路を辿る。3月のライブを何とか綱渡り的状態でこなしたが、残るは、ステーキ屋さんBGMの仕事。ここで演奏するのは、半分眠りながらでも弾けそうな易しい曲ばかり。しかし、それすらも弾くのが困難になってきた。簡単な単音の連続ですら、手が泳ぐ。そのうち、鍵盤に手を置こうとしただけで、ぐにゃっと手が曲がり、ガチガチに力が入るようになってしまった。もう弾けない...4月いっぱい、何とか続けたが、最後の曲を弾き終え、帰りの駅のホームで「もうこれで、人前で弾かなくてもいいんだ」と思ったときの安堵感は、わすれることができない。

前回の教訓として、ピアノを休んでも治らないことは分かっていたので、何とか毎日ピアノに向かうように努力した。今回は、症状は左手のみ。左手に右手を添えて、鍵盤にのせる。手にぎゅっと力が入り、ドミソの和音ひとつ弾けない。前回と同じ症状だ。一旦克服したのだから、今回だって大丈夫!と考えるも、今の手の状態を目の当たりにすると、治る日が来るとは信じられず、落ち込むばかり。

その頃、あるお医者さんの本に出会った。ピアニストの手の障害を専門に研究しているお医者さんだ。診てもらうなら、この人しかいない!それと同時に、インターネットであれこれ調べているうちに、自分の症状は「ジストニア(自分の意思に反して体の一部に過剰な筋緊張が入るため、異常な姿勢をとったり、スムーズな運動が妨げられる不随意運動)」ではないだろうか、と思い始めた。


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